発達障害生存報告書

しんどいことも多いけど何とか生きていくためのブログです

スティーブ・ジョブズになるための自己啓発は無駄

こんにちは。

私は結構自己啓発本が好きです。
というよりも、めっちゃくちゃ読んでいます。
その結果が今のここにあるかと思うと著者や出版社からキャッシュバックを頂きたいくらいです。

仕事を転々としながら、たまーに会う大学の同期のみなさんからちょっと見下されながら(気を使われながら)生きています。

小学校や中学校のころからずっと生きづらさを感じていた私が自己啓発出会ったのは高校生の頃です。

口癖で人生が決まるといった感じの本でした。
今の自分を変えることが出来るのかと心躍りながら読んだものです。
そこから大学卒業するまでは殆どの金を本に費やしていました。
無駄金ですね。

そして出会ったのは「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」です。
ここには衝撃的なことが書いてありました。

この本は基本的には脳の中のRASという部分の働きについて書いてあります。
そのRASが目標達成に必要な情報を見つけ出し、夢を叶えてくれる、という内容が基本かと思います。
しかし、最初の方に書いてあるのですが、ADHDと診断される人はRASの神経伝達物質に異常をきたしてあるようです。
え!?じゃあRASがダメなADHDの我々は夢を叶える脳機能が欠如していたのか!?
どうやら我々発達障害者は自動的には夢は叶わないようです。

過去の自己啓発本が全てRASの働きを書いてあるものであるとすれば、全ての自己啓発本発達障害者にとって無駄なものになりました。
自己啓発本が効かないポンコツ脳を持っていたことに気がついた私はどうすればいいのでしょうか?

この答えは非常に難しいのですが、スティーブ・ジョブズを目指して行くのではなく、自分の中での成功を定義しなければ始まらないと思います。
世の中の自己啓発本スティーブ・ジョブズになる方法が書かれていますが、あれは普通の人がスティーブ・ジョブズにまで登り詰めるにはいいかも知れませんが、私のような発達障害者にとっては出来たものではありません。

現実的に目の前の問題を対処しつつ、理想の現実に向けて努力を重ねていくしかありません。
スティーブ・ジョブズ孫正義になることだけが成功ではありません。

私の現在の成功の定義は
「妻と子供と幸せに暮らす」
ことですが、この普通が極めて難しいのが発達障害者ではないかと思います。
毎日、仕事で消耗した後で子供と幸せを感じる心の余裕はありません。
職を転々としている私の収入は微々たるものですのでお金はいつも苦労しています。
それでも妻の懸命な努力で家庭が維持されていることには感謝しています。
考えようによっては、これは幸せな状況かもしれません。
ピーンとはりつめた状態でギリギリ成り立っている家庭です。
私は身近で自殺があり、私もこのままでは同じ道を辿るのではないかと危惧しています。
発達障害とそれに伴う二次障害は死を招くのです。
正直、今は仕事をする事が苦痛で幸せを感じられていません。
どうすれば普通の幸せを手に入れることが出来るのか。
まずは成功するためには生きることが必要なのです。
その先はどうするか、
その答えを探してもがいています。
頑張りましょう。